Why do you need a Hans on your helmet?
なぜヘルメットにハンスが必要か?
4輪レースで激しいブレーキやクラッシュを起こすと、首が頭ごと前に投げ出されます。それは皆さんが想定するよりも はるかに大きい衝撃で、最悪は脊髄損傷により半身不随という結果を引き起こす可能性があるのです。
原因は、車体衝突の衝撃により人間の首が限界以上に伸びてしまうことです。しかし、首とヘルメットを繋ぎ一定の範囲以上に動かないように設定できれば、首の伸びを防止できます。
その「首の伸び」を防止することで4輪レースの安全性を飛躍的に高くしたのが、HANSなのです。
HANSを装着したケースと装着しなかった場合、クラッシュの際にどうなるかを比較した動画です。向かって左のドライバーはHANSをしていませんが、右の助手席側ナビゲーターはHANSを装着しています。最初は実際の速度、次はスロー再生です。38秒と短い動画なので、ぜひご覧ください。
HANSの使用には、4輪ヘルメットが必須となります。2輪ヘルメットにはHANSを付けることが出来ないため、2輪ヘルメットで競技や走行会に出ることはお勧めできません。
また日本のJAF公認レースでは、2017年1月よりHANSなど頭部および頸部の保護装置としてFHRの装着が義務化されています。
HPT(ヘルメットペイント東京)の東京ショールームでは、ヘルメットだけでなくHANSの試着も可能です。
HANSはカーボンやポリマーで出来ており、Stand21社製やSTILO社製など様々な種類があります。一覧はこちらをご覧ください。